理美容室財務分析指標
財務面を主体とした経営分析指数については、収益性分析・成長性分析・安全性分析・ 活動性分析に分けた算式が下欄に記載しております。お手元の経営実績を下記計算式に乗せて分析下さい。
『収益性分析指数』
- 総資本経常利益率=経常利益率÷総資本×100
- (20%以上が好ましく、理容22.4% 美容14.2%以上。)
- 販売管理費率=販売管理費÷売上高×100
- (規模により比率は異なるが、低率で売上が成長できるかが重要課題。)
- 人件費率=年間人件費÷粗利益額×100
- (理想的には、50%以下。後述の理美容室経費バランス参照。)
- 1人当たり年間利益率=営業利益率÷平均従業員数×100
- (経営者利益を1人当たりがいくら稼ぐかを知る指標。経費バランス参照。)
- 付加価値生産性率=年間付加価値率÷平均従業員数×100
- (総利益(粗利益)が1人当たりいくらかを知る指数。経費バランス参照。)
『成長性分析指数』
- 総資本増加率=当期付加価値÷前期付加価値×100
- (いずれの場合も、その年の実質経済成長率以上。理美容なら10%以上。)
- 付加価値増加率=当期付加価値÷前期付加価値×100
- (いずれの場合も、その年の実質経済成長率以上。理美容なら10%以上。)
- 純利益増加率=当期純利益÷前期純利益×100
- (いずれの場合も、その年の実質経済成長率以上。理美容なら10%以上。)
『安全性分析指数』
- 流動比率=流動資産÷流動負債×100
- (最悪でも、120%以上。理容150.7 美容154.5以上。)
- 自己資本比率=自己資本÷総資本×100
- (少なくとも、50%以上。理容69.5% 美容59.7%以上。)
- 固定比率=固定資産÷自己資本×100
- (比率が高ければ高いほど、経済変動に強いサロンと言える。)
- 金融費比率=(支払利息ー受取利息÷売上高×100
- (理想的には、1%以下。理容1.2% 美容1.8%以下。)
- 借入金対売上高比率=借入金÷売上高 ×100
- (比率が低いサロンほど、安全性が自慢できます。)
『活動性分析指数』
- 総資本回転率=総売上高÷総資本×100
- (理想的には、2倍以上。理容200% 美容180%以上。)
- 棚卸資産回転率=売上高÷棚卸高×100
- (理美容材料を仕入れてから売ったり、使ったりする指数。6回転以内。)
- 固定資産回転率=売上高÷固定資産×100
- (サロン設備等が売上にどう貢献しているかを見る指数。10回転以内。)